越海青

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zoom RSS 映画「許されざる者」を観てきた。

<<   作成日時 : 2013/09/16 18:37   >>

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 今日はバイクのタイヤ交換の時間が待ち時間になったので(新車とか試乗するには台風の影響であちこち通行止めになってたしな)、その間に映画「許されざる者」を観てきた。
 クリント・イーストウッド版は1992年。当時は新入社員だったんだけど、奈良方面に出張に行った帰りに時間が出来たので、一人でミナミへ立ち寄って見たのを覚えている。もともとクリント・イーストウッドの映画はほとんど全部見ているので、これもその流れで観に行ったんだけど、自分評でのクリント・イーストウッド映画のトップ5(3つに絞れんかった)の1つ。

 李相日版「許されざる者」は渡辺謙が主演。時代設定は明治の初めで戊辰戦争の影響が色濃く残る蝦夷地。日本じゃ「伝説の無法者」なんてのがのうのうと普通の暮らしをしている、って設定が難しいのか、「人斬り抜刀斎」ならぬ「人斬り十兵衛」という設定。幕府軍の敗残兵として政府軍の追ってをかわすためやむなく大勢の人を斬ったということになっている。十兵衛は妻に先立たれ幼子2人と地の果てのようなやせた土地で、百姓をしているものの、くいつめる寸前。その子等を食べさせるために止む無く賞金稼ぎの仕事にのるのだけど、クリント・イーストウッド版を意識してか、賞金は1000円だし、十兵衛は久々に馬に乗るために、はじめは上手く乗れないでいる。別にこの辺まで似せなくてもいいんじゃないかと思いながら観ていた。初老のイーストウッドの格好悪さはまさしくカッコ悪かったんだけど、渡辺謙のはなんかおちゃめでやってるみたいに見えた。似せられないなら無理して真似なくてもいいのにね。

 柄本明は出てくるし、北海道の自然はキレイだし、渡辺謙がラストで斬り込みに行く様は一瞬北野版「座頭市」かとも思ったけど、李相日版「許されざる者」には虐げられる者として、女郎の他にアイヌが出てくる。銃を出したくて明治の初めという設定にしたのかとも思ったけど、流れ者が行きつく土地は雄大な原野で、ネイティブ・アメリカンがいて、みたいな西部劇の設定はこの時代の北海道でしか出せなかったのかもしれない。そういう点では上手い設定だったと思う。

 この映画では佐藤浩市の保安官ならぬ警察署長役が一番面白かった。國村隼演じるの賞金稼ぎがいい引き立て役になっていた。柳楽優弥演じるアイヌと和人のハーフの若者も良かった。滝藤賢一はどうしても「半沢〜」での経理部長のイメージがアタマに残っていて、ちょっと笑ってしまった。

 さて、クリント・イーストウッド版では主人公は見事に敵討までやってのけて家族のもとに帰るのだけど、李相日版はそうはならない。顔斬られた女郎と柳楽優弥演じる若者が賞金持って十兵衛の子等のもとへ行くってのはどうにも納得しがたい。若い二人なら、他人の子を育てながらやせた土地で百姓してでもやり直せるってか? 妻との約束を破って再び人斬りに戻ってしまった十兵衛は一人で野垂れ死ねってか?
 全体的にいい映画だっただけに、エンディングがねぇーーーってことで、評点は5点満点の4点。

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