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zoom RSS 「国民の映画」の再演を見に行った

<<   作成日時 : 2014/03/16 00:21   >>

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 一昨日の晩、「縁起のいい」森ノ宮ピロティホールへ三谷幸喜脚本演出「国民の映画」の再演を見に行ってきた。芝居を見始めてからの3時間があっという間だった。豪華なキャスティングを見ただけでも面白くないわけなどないんだけど、最近の三谷幸喜演出の作品に全然満足していなかったので、見るまでは不安だった。豪華キャストってだけなら映画「清須会議」だって負けていないもの。でも、あれはダメだった。ま、「国民の映画」は初演時に数々の賞に輝いた傑作。これで満足できないなら、もう三谷幸喜作品は見ないと決めて臨んだんだけど、いやぁ、満足しました。渡辺徹に替わってはちきれそうになったゲーリング元帥のお腹よりもお腹いっぱいです。
 この芝居はゲッペルズ大臣役の小日向さんに賞を獲らせるために書かれたハナシだそうですが、なんのなんのヒムラー隊長役ぼ段田さんも太りすぎの元帥役の渡辺さんも主役を食わんばかりに輝いてました。
 女優陣もゲッペルズの妻マグナ役が石田ゆり子から、初演では新進女優エルザ役だった吉田羊に替わったそうですが、初演を見ていないので、その違いは分からない。でもなんかさっぱりした感じのマグナでしたな。エルザ役は秋元才加ってヒトが今回やってるんですが、知らないヒト。野心的な新進女優の雰囲気は出てました。レニ役の新妻さんとかシルビア・クラブとかはもう安心して見ていられる。
 一番面白かったのは、飄々とした老俳優を演じる小林勝也。いいなぁ。撃たれたシーンで持って行っちゃったなぁ、って感じ。この役、堺正章にもやらせてみてほしいなぁ。グスタフ役の平さんだけど、隣のおばさんがその連れのおばさんに「いつも時代劇のイメージしかなかったけど、意外とよかった〜〜」ってのたまってたけど、こっちはいつも田舎のバスに乗っているイメージしかなかったから、あのうさん臭い二枚目が可笑しくてしょうがない。
 ヤニングスとケストナー先生はイメージどおりって感じ。安定感ありました。

 やっぱりうでっこきの役者がいっぱい出てくる群像劇は面白いねぇ。でもこの芝居の要はやっぱり執事フリッツ役の小林隆。 ゲッペルズ家も彼無しでは成り立たないように、この芝居もフリッツ抜きではありえない。主役のゲッペルズと同じくらいフリッツ役の出来が舞台の出来を左右していると思う。そういう意味では「コンフィダント・絆」のルイーズ役の堀内敬子とか、「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」の八嶋智人とか、群像劇では要となる役が機能しないと面白くないよね。「清須会議」では一番目立っていた大泉秀吉ですら、皆と拮抗していて、接着剤にはなっていなかったものねぇ。「ホロヴィッツとの対話」でも要になりそうな調律師フランツ役の渡辺謙が大俳優過ぎて納まりきってなかったし。「ロスト・イン・ヨンカーズ」じゃ小林隆は地方出張中だったし。
 となるとやっぱり脚本か。

 とりあえず、今後も三谷幸喜演出作品は見ることにするわ。

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