越海青

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「レイルウェイ 運命の旅路」、「曹操暗殺 三国志外伝」、「アデル、ブルーは熱い色」を観てきた。

<<   作成日時 : 2014/05/02 11:44   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 昨日5/1はファーストデーということで、映画をまとめて観てきた。
 まずシネ・リーブル梅田で「レイルウェイ 運命の旅路」、次にテアトル梅田で「曹操暗殺 三国志外伝」、最後に梅田ブルク7で「アデル、ブルーは熱い色」の3本だ。
 消費税上がって映画料金も上がってたのね。四月以降初めて映画見にきたから気付かなかった。ファーストデー料金は\1,100になっていました。

 「レイルウェイ 運命の旅路」は、エリック・ローマクスの自叙伝『泰緬鉄道 癒される時を求めて』(The Railway Man)が原作の英豪資本の映画。コリン・ファースが第二次大戦中にシンガポールで日本軍の捕虜となった英軍通信兵ローマクスで、ニコール・キッドマンがその妻、真田広之が日本軍憲兵隊所属の通訳、永瀬隆という人の役だ。ニコール・キッドマンをスクリーンで観るのは「オーストラリア」以来かな、あの映画もダーウィンへの日本軍の空襲が描かれていたなぁ。コリン・ファースは「裏切りのサーカス」以来だ。まさに俳優陣も英豪合作。コリン・ファースの深い演技も、ニコール・キッドマンの美しさも相変わらずで、泰緬鉄道の建設に捕虜として従事した記憶に苛まれる元兵士と必死に支える妻の感じが出ている。回想シーンで出てくる若いエリック役のジェレミー・アーヴァイン、若い永瀬役の石田淡朗の演技も良かった。ステラン・スカルスガルド演じる戦友フィンレイの自殺によって、ようやく過去と対峙する決心をつけたローマクスだけど、自殺で決心を促す/促されてようやく対峙できる過去ってどれだけ重いんだ。
 かつての捕虜収容所は生き残った永瀬によって記念館として保存され、その残酷な様子が現在も語り継がれている。加害者の永瀬にとっては「過酷な労働によって多くの捕虜が死んだ」で、ローマクスにとっては「日本軍によって殺された」という違いはあるにしても。
 2度目の訪問でローマクスは永瀬を赦し和解する。日本ではシネコンで上映されるような内容ではないのだろうけど、こういうことを他のアジアの国々とももっと大きな単位で積み重ねていかないと、今の日本を取り巻く環境は良くならないだろうな、とつくづく感じさせられる映画だった。この映画、苦すぎてちっとも涙は出なかった。真田広之が出た映画としては「ラストサムライ」以来の好い映画じゃないかしら。拷問シーンでは「ゼロ・ダーク・サーティ」を思い出しちゃったけど。ま、ここは描かないとしょうがないでしょうね。評点は万人向けとはいい難い点をさっぴいて5点満点の4点。

 「曹操暗殺 三国志外伝」は『三国志演義』にある216年の曹操暗殺計画を題材にした中国映画。チョウ・ユンファ演じる曹操は渋くてかっこよかった。その曹操の命を狙う刺客の役でリウ・イーフェイ、玉木宏が出ている。前半の曹操に親を殺された子らを集めて暗殺者集団を養成しているシーンはどうも説得力に欠ける。そうやって養成された中から選ばれた2名(玉木はタマ取られて宦官にまでなって潜入したのに)にしては、暗殺に懸けるシーンが稚拙な感じ。それでも亡き呂布の娘役であるリウ・イーフェイの方はまあまあだったかな。同様のプロットなら「始皇帝暗殺」の方がエンタメ性が高くて面白かった。とはいえ、銅雀台の戦闘シーンやアレック・スーが好演する献帝と曹操とのやりとりは十分面白かったので、評点は5点満点の3点。

 「アデル、ブルーは熱い色」は、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得(史上初めて主演女優2名にも授与)したフランス映画。その評価に違わないいい映画だった。長い映画なので、なかなか観る時間が取れなかった。なんとか上映期間が終わる前に見られてよかったよ。アデル役のアデル・エグザルコプロス、恋人エマ役のレア・セドゥ、は共に文字通りの体当たりで好演。アデルにピッタリ付いて回る感じのカメラワーク。アデルという女性の高校生時代から20代中盤までの人生を追ったノンフィクションに見えてくる。観ていて途中から平野勝之監督の「監督失格」という映画を思い出していた。全然背景は違うのだけど、なんかよく似ている。
 アデルの顔や体型はワタシは好みじゃない。説明を面倒臭がってしょうもない小さいウソを重ねてトラブルになる点や、寂しがりのところが高校生の時分から変わらないまま成人になってしまった感じがイラっとくることもある。でもスクリーンから目が離せない。無造作にしてピュアな感じがモテるというか、惹きつけて止まない。なんか、ブレイクしたばかりの頃のマドンナを連想させる。
 エマは芸術家気質のオトコだね。情熱的だけど、いたって普通な感じ。エゴン・シーレとクリムトについて仲間と討論しているところは共感した。二人ともどっちも根は同じ気はするけど、表現の差異でワタシもクリムトの方が好き。
 エッチシーンが話題になっているけど、特に時間が長いとも思わなかったし、終盤のカフェのシーンを考えると、必要最低限だと思う。デモやLGBTのパレードのシーンもあって、こちらも背景が全然違うのに映画「存在の耐えられない軽さ」まで思い出した。
 フランスの高校生活ってあんなのかしら?昨年の映画「危険なプロット」でもフランスの高校生活が映ってたけど、「アデル〜」の方がなんか「ダイバーシティー」って感じ。下町なのかしら?日々哲学や芸術で議論を交わす学生生活ってなんか魅かれるわ。アタマ疲れそうだけど。しかしフランスの高校生活にはスマホやゲーム機は進出していないのかしら?そのへんが不思議。
 評点は5点満点の4点。エッチシーンがひっかかって全編見られない方もいるらしいので。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「レイルウェイ 運命の旅路」、「曹操暗殺 三国志外伝」、「アデル、ブルーは熱い色」を観てきた。 越海青/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる