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zoom RSS 「生誕180年記念 富岡鉄斎 −近代への架け橋−」展を観てきた。

<<   作成日時 : 2016/05/04 23:47   >>

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 今日は兵庫県立美術館で「生誕180年記念 富岡鉄斎 −近代への架け橋−」展を観てきた。好天ながら風が強くて美かえるはお休み。期間としてはもう後期展もあと4日で終わりで結構空いている。
 富岡鉄斎の作品をまとめて見るのは初めて。どんな画家かは全然知識が無かった。「最後の文人」とか言われても「文人」が何かもよくわかってないもんで。この展覧会の前後期で200点近い展示の上、収蔵品展にも2点出てたし、かなり多作な作家なんじゃないかしら。
 「賛」ってのもちゃんと気にしたことなかった。「ワシの絵を見るときはまずは賛を読め」とのことで、今回は注意して見た。でも、解説が無いと直接は読めないけど。
 気に入ったのは、小林秀雄に贈られた《雪中牡丹図》、力強い松と手前のぜんまいが印象的な《松芝剛頸図》、一瞬天橋立と若狭富士に見えた《湖光山色図(琵琶湖図)》、長い賛と山肌の細かい描写が印象的な《攀嶽全景図》、人物描写が好ましい《太秦牛祭図》と《盆踊図》、山頂印を太陽に見立てた《不尽山頂上図》、眼がかわいい《雲竜図》、構図がいいなと思った書《雪・月・花・茶詩書》、豪華な額と力強い菜っ葉が印象的な《葉根図》、白鷹の辰馬考古資料館に鉄斎がいっぱい収蔵されていることも、今こちらでも春季展「富岡鉄斎展」をやってることも今日知りましたわ、辰馬家の別邸に約半月滞在して製作した大作、水面に映る月や碧色の岩が美しい六曲一双屏風《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》、朱の建物が目を惹く《群僊高会図》、長寿のお祝いに贈られた2つの《福禄寿図》、カワセミと蓮の花の構図が美しい《水郷清趣図》、などなど。今後は辰馬考古資料館にも観に行こうと思う。 評価点は5点満点の4点で。前期展も観とけばよかったなぁ。

 小企画展「中西 勝 展 画業と生涯を偲んで」も観た。昭和30年代までの画風と、海外に出た昭和40年代以降の画風で全然違うので、驚いた。昭和30年代の絵の代表が《日本アクロバット》みたいな感じ。中では《風媒A》が良かった。昭和40年代以降の画風では、晩年の《星華母子》、紅があたたかい《照遊》、こちらも母子の絵だけど《大地の聖母子》が良かった。

 この後、収蔵品展の「黒のひみつ」も観に行った。1〜4章に部屋ごとにテーマが仕立てられてるんだけど、4章まで来るとちょっとツラい感じがした。気に入ったのは、頭蓋骨の存在感が強烈な河野通紀《牛の頭》、緑色の画面と男の疲れた感じが印象的な鴨居玲《今日も終わった》、白い袋のようなものが猫に見えた飯田操朗《夜の静物》、黒い四角い物体の周囲が太陽フレアを思わせる元長定正《作品N.Y.No.1》、音符のようなオタマジャクシのような田中敦子《作品》、黒いさざなみを思わせる大竹富江《無題》、ここまでするか、という感じの福岡道雄《何もすることがない》、白と黒だけの世界で全然横尾絵画に見えなかった横尾忠則《Lisa Lyon in Nishiwaki, April.18.1984(No.9)》、柔らかい感じの昇外義《時雨れるころ》、レコート盤みたいな造形が気に入った名坂有子《作品T》、針金の四角い感じが印象的な堀内正和《線a》、ふくよかな感じが良かった吉川霊華《執扇幽思》などなど。ほかに、平福百穂は《梅花寒雀圖》など3品が出展されていた。この画家は全然知らなかったので、今後はどこかで出てきたら注目したい。

 金山平三記念室は《林檎の下(ブルターニュ)》、《大石田の最上川》が良かった。
 小磯良平記念室は見慣れた絵ばかりだけど、やっぱり《斉唱》、《洋裁する女達》が良かった。

 カミさんと途中ケーキセットで休憩入れながらで回ったけど、半日かかったよ。疲れたわ。

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