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zoom RSS 「生誕130年記念 藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画-」展を観てきた。

<<   作成日時 : 2016/07/18 21:52   >>

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 今日は兵庫県立美術館で藤田嗣治展の兵庫展を観てきた。日仏合作映画「FOUJITA」は見られなかったが、音声ガイドがオダギリジョーだった。どんなかと思って、音声ガイドも買ったんだが、専門のアナウンサーがメインで藤田役のオダギリジョーの声が少ない。そりゃないぜ、って感じ。
 藤田嗣治の作品をまとめて見るのは初めて。いやぁ、じっくり見てたら3時間近く経っててびっくり。おかげでむっちゃ疲れた。
 やはり、”乳白色”の作品は好みだわ。展示してあったの全部持って帰りたいくらい。白壁に白磁の花瓶、白と赤の花が美しい《バラ》、一人ひとりが五感を1つずつ表現しているという《五人の裸婦》、背景の白さがまぶしい《人形を抱く少女》、まばゆくて霊のように見える《ギターを持つ少年と少女》、”乳白色”の初期の作品《裸婦像 長い髪のユキ》、父親に贈るという娘の気持ちから安価で製作を引き受け、大きな絵で背景の絵や皿、衣服まで細かく書き込まれた《エレーヌ・フランクの肖像》、砂に横たわる赤ん坊と2人の裸婦が幸せそうな《砂の上で》は、どれも良かった。でも、《二人の若い女》はやんちゃな感じがちょっとイヤで、シルクの寝具に横たわる《裸婦》はお腹のシックスパックがイヤだったのでパスします。
 ネームが1920年頃までは「藤田」で、それ以降が「嗣治」になっているのがちょっと気になりました。なんででしょ?
 ”乳白色”全盛の頃が2人目の妻「ユキ」の時代なら、それに続く苦難の時代は3人目の妻「マドレーヌ」で始まるらしい。私はユキよりマドレーヌの方が顎のラインがスキ。《立てる裸婦》、《横たわる裸婦》、《青いドレスの女》《パリのマドレーヌ》あたりが良かった。同じマドレーヌがモデルで青いドレスなんだけど、こちらは立ち姿の《マドレーヌ》はちょっと気に入らなかった。あと、この時代の絵では金箔の壁紙、ベッドの木目、涼しげな白いドレスのコントラストが美しい《坐る女》、ラマが可愛くて(藤田の描く動物はみな可愛いな)、4人の内3人が見えを切ってるような目つきの《ラマと四人の人物》が良かった。《カーナバルの後》なんて、とても藤田の作品には思えないのでパス。壁画は銀座コロンバンより心斎橋そごうの《春》の方が好みかな。動物は猫は肖像画にもいっぱい描かれているが、犬ばかり11匹描かれてまるでペットショップのショールームのような《サーカスの人気者》が良かった。
 戦争画の時代、今回一番見たかったのは《アッツ島玉砕》。第2次大戦後、軍への戦争協力を追及されて日本にいられなくなった藤田だけれども、この作品の迫力は凄い。サイパンのバンザイクリフの場面であろう《サイパン島同法臣節を全うす》とならんで戦争の悲惨さを感じられるこれらの作品はこの夏必見だろう。
 第2次大戦後、フランスに戻ってからの作品では、額もかわいい《美しいスペイン女》、部屋の模型を描いた《室内》、描かれた子供が愛らしい《校庭》《小さな主婦》、パリの街並みを描いた《カスタニャリー通り、パリ》《ノートルダム=ド=パリ、フルール河岸》、カラフルで美味しそうな《静物(夏の果物)》が良かった。
 洗礼を受ける前後から描かれた宗教画では《聖母子》かな。黙示録のシリーズは漫画っぽくてちょっとね。それなら《二人祈り》の方がいいかな、って思った。
 《五人の裸婦》を中心としたフロアにはずっと居られる気がしたんで、評価点は5点満点の5点で。堪能しました。こんなに藤田の作品が好きとは自分でも分かってませんでした。ぁ〜びっくりした。

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