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zoom RSS 和田淳氏の講演「間のアニメーション、魔のアニメーション」に行ってきた。

<<   作成日時 : 2016/10/29 23:02   >>

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 今日は大手前大学 さくら夙川キャンパス メディアライブラリーCELL フォーラムへ、大手前学園創立70周年・大手前大学創立50周年記念 第5回 行列のできる特別講演会の2つめ、大手前大学メディア・芸術学部講師の和田淳氏の講演「間のアニメーション、魔のアニメーション」に行ってきた。この会場へ来るのは昨年11・12月の【特別対談講演会】山田崇雄×岩佐倫太郎  たくさんの作品画像で綴る「見て楽しい」講演会!以来、ほぼ1年ぶり。
 和田講師は短編アニメーション気鋭の若手。映像は映画館とかでの上映を前提に製作しているので、ネットでは公開していないそうで(でも、ググるといっぱい見つかるけど)、これはTVCMでやってたやつだからリンクはっていいかなっていう私判断↓(これも今日の講演で上映しました)

やさしさは、想像力でひろがる。2015年 - ACジャパン
https://youtu.be/KKnFGmqdy7w


 和田講師はなんかオダギリジョーがやってそうなファッションで登壇。普段からこの格好で街歩いていたら目立つね。ダウンタウンの漫才を観て、こういう「間」が表現したいっていうことで紙とシャーペンとPCがあれば1人でできるアニメーション、それもストーリーとかあんまり要らなくて、絵の面白さやアイデアで引っ張っていける短編アニメーションを始めたそうです。今日の講演で最初に上映したのが、大学時代の作品『係』。なんか黒くて大きなモノを描きたくてゾウを選んで、それに、ゾウをペチペチ叩いて合否を診断して配送先を決める「係」が絡んでくる作品。不合格のゾウは「係」を体に取り込むことで浄化されて合格品になる、というところまでが1サイクル、という中々シュールだけどほのぼのした作品。描画技術の巧拙はあっても最後までこんな感じの映像なので、コレを観て受け付けないなら全部ダメですねって言い放って上映した「係」。ま、ダメだからって次の作品の上映やめないんですけどね、といって笑わせる。
 大学はデザインの学科でアニメは勝手にやっていたので、大学を出て映像の勉強するのに東京に出て「イメージフォーラム映像研究所」っていう専門学校に1年通ったそうで、次の上映はこの時に作った『鼻の日』。「間」だけじゃ足りないっていうんで、そこに「フェチ」の要素を入れた作品。その要素とは好きなものに鼻をこすりつける自分の癖。ヤギとかおじいさんの胸に鼻を押し当たい自分の願望がいっぱい展開されている。でもこの映像は「係2」ともいえる作品。
 でも、東京での成功を夢見て上京したものの、短編アニメじゃ食べていけない現実を目の当たりにして、故郷神戸に戻ってシゴトしながら短編アニメを創り続ける毎日を送る日々。ところが2008年に東京藝術大学の大学院 映像研究科にアニメーション専攻が出来たってことで、家族に後ろ髪を引かれながら再び上京。ここで自分の殻を破りたい、ってことでこれまで単純な背景の中に気持ちのいい動きを表現することで作品を発想するスタイルだったところに、背景をしっかり描きこんで物語性を持たせた『わからないブタ』、気持ちのいい動きを連打してテンポよくまとめた『春のしくみ』を製作し、いろいろ受賞することになったそうです。もちろんこの2作品も上映。どちらも描きたかったのはコドモのジタバタする様。作品の他にネタ帳的なコドモがジタバタする様だけを10秒ほどのアニメにしたものなども見せてもらいました。何かに使えないかなぁと思いながら作るそうで、画家のスケッチや練習画みたいです。和田講師の作品の人物の髪の毛やゾウの肌などはシャーペンで一本一本描きこんで塗りつぶしたもので、本人曰く「畳塗り」というそうです。
 短編アニメ作家が活きていくには、映画館で上映するには尺が短すぎるので、がぜんいろいろな「映画祭」に出品して露出を稼ぐしかない模様。そこで賞をもらったり、プロデューサーに見つけてもらって仕事をもらえたり、ということになるそうです。そうやってもらった仕事の1つが、上のACのCMだったり、しまじろうのわお、だったりするそうです。最後に作品の上映としては『グレートラビット』を見せてもらいました。プロデューサーに「不服従」というテーマをもらって製作した作品らしいのですが、ちょっと難解でしたワ。
 でも、いろいろ面白い話が聞けて、アニメもいっぱい見られて楽しかったので、評価点は5点満点の5点で。

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