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zoom RSS 「ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション」に行ってきた。

<<   作成日時 : 2018/01/28 00:22   >>

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 一昨日は初めて「プレミアムフライデー」なるものの関連行事に参加しました。もうみんな忘れてしまった「プレミアムフライデー」。ここ神戸市立博物館では「ボストン美術館の至宝展」の会期中の「プレミアムフライデー」には21時まで開館してくれて、おまけに学芸員の講演を19時からやってくれている。ま、門真からでも終業後にダッシュで退社すれば19時ちょっと前には神戸市立博物館にたどり着くハズ。小雪舞う中、列車の運行も遅れてたけど、なんとか会期中最後の「プレミアムフライデー」の催しに間に合った。
 今夜の講演は石沢俊学芸員による『神品「九龍図巻」の魅力』。龍を描くのが得意な南宋の画家陳容の傑作をプロジェクタで拡大表示した写真で細かく解説。清朝の乾隆帝が直接観たよ、というハンコについても教えてもらった。陳容自身が画巻の終わりに書いた跋文によると、この「九龍図」は8世紀の画家槽覇の「九馬図」と北宋末の恵崇の伝承を持つ「九鹿図」という皆の賛辞が描かれているような名画にならって自画自賛した、とのこと。ちょっと酒飲んで気分が高揚したところで描いたそうな。この絵巻物は1996年に奈良そごうで展示されて以来の来日だそうだ。もちろん、実物もじっくり見せていただきました。私は九つの龍の中で一つ目、二つ目、三つ目が好きですね。
画像

 ところでボストン美術館のなんとか展って多いですよね、さらに私もボストン美術館のコレクションに惹かれるのか、ここ10年でも
2014年神戸市立博物館「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」
2013年大阪市立美術館「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」
2010年京都市美術館「ボストン美術館展」
に行ってますし、2012年にはボストンまで観に行ってますからね。でも、洋画、中国画、日本画、古代エジプト美術から現代美術までまんべんなく80点も揃っている展覧会は初めてかもしれませんね。主催者によると40年ぶりだそうですから、そうなんでしょう。

 この展覧会、英語のタイトルは[Great Collectors: Masterpieces from the Museum of Fine Arts, Boston]で、コレクターの物語にも重点が置かれています。モース、フェノロサ、ピゲローみたいな歴史の時間で習ったような有名人はもちろん、チャールズ・ゴダート・ウエルドとかいろんなコレクターがパネルで紹介されています。私は本展の出展物で好きな作品を集めてくれたコレクターとしては、アンリ・ファンタン=ラトゥール《卓上の花と果物》、ルノワール《陶製ポットに生けられた花》のコレクターであるジョン・テイラー・スポルディングと、オキーフ《グレーの上のカラー・リリー》《赤い木、黄色い空》のコレクターであるレーン夫妻が気に入りましたな。
 あと気に入ったのは、喜多川歌麿《三味線を弾く美人図》、酒井抱一《花魁図》、英一蝶《涅槃図》、曾我蕭白《風仙図屏風》などの日本画、ゴッホのルーラン夫妻《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》《子守唄、ゆりかごを揺らす オーギュスティーヌ・ルーラン夫人》、ジョン・シンガー・サージェント《フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル》やフィッツ・ヘンリー・レーン《ニューヨーク港》などのアメリカ絵画(サージェントとレーンという画家は初めて知りました)、アンセル・アダムスの写真《白い枝、モノ湖》、ウィンスロー・ホーマーのエッチング《海難》、サム・テイラー=ジョンソンの動画《静物》(思わず「胞子がぁ〜〜」と叫んでしまいそう)が良かったです。


Still Life de Sam Taylor Wood de 2001


 評価点は5点満点の4点。正直言うともっとみたかった。80点と言わず120点くらいは観たかったです。

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