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zoom RSS 「コレクションを核に 関西ゆかりのデモクラートの作家たち」を観てきた

<<   作成日時 : 2018/09/17 16:47   >>

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 今日はBBプラザ美術館へ「コレクションを核に 関西ゆかりのデモクラートの作家たち  泉茂・山中嘉一・吉田利次・吉原英雄」を観に行ってきた。BBプラザ美術館へ行くのは2年前の「辰野登恵子の軌跡―イメージの知覚化―」の後期展を観て以来2回目。兵庫県立美術館に近い割にはなかなか行きませんね、どうしてでしょ?
 いつも芦屋とかで「具体美術協会」を観ている者としては「デモクラート美術家協会」も見とかないとねってんでやっとこさなんと最終日に滑り込んで観て来たのだ。
 「デモクラート」とはデモクラシー(民主主義)を意味するエスペラント語だそうですな。なのに他の団体との交流を断つという方針はよくわかりません。でも、瑛九の油絵より版画に注力することで、広く安く皆に観てもらえるようになる、という考え方は分かります。おかげでこの展示会も大人400円です、ありがたや。本展はBBプラザ美術館のコレクションから泉茂・山中嘉一・吉田利次・吉原英雄の4名の作品を前後期合わせて150点ほど展示しようとする展覧会。前期展も来たらよかったな。
 泉茂の作品で気に入ったのは柔らかい樹木のような《ホルン》、夕景の海の写真からエッセンスだけ抽出したような《Red Ocean》、ストライプの太さやドットの細かい変化が美しい《TUBE B》、ぱっと目を惹く《SPHERE A》、晩年の雲形定規を使った《馬耳東風》と《旅芸人》。
 山中嘉一の作品はほとんど全部好き! 中でもオットー・ネーベルを連想させる《方形の詩》、黒地に白い方形のブラインドに2匹虫が這ったような《Reverse 29(A)》、明るいドットの《Drop 27》、オレンジとグレーの対比が印象的な《Bird's eye view(Landscape F14)》、ストライプのボックス群に傷のような斜め線が印象的な《Units by printing 70-M-9》、マゼンタからブルーへの遷移がキレイな《Cosmos B-3》、青とボーダーが爽やかな《Cosmos E》、一瞬ダイオードに見えた《Monoprint by silk-screen & collage<21-1005>》、すっきり青い中にピンクが鮮やかな《Mono-print-by screen print & collage<Blue bird>》 、晩年の柔らかい色使いの《Work-299-1》。
 デモクラートというよりプロレタリアな感じの吉田利次の作品で気に入ったのは、《ニワトリ》、《ボタ拾い》の2点。
  「具体」を退会し「デモクラート」に移籍した吉原英雄の作品で気に入ったのは、艶っぽい《ランチ シリーズ「ミラー・オブ・ザ・ミラー ニューヨーク」より》、《芝生 版画集「公園」より》、《神戸港 関西テレビ開局30周年記念リトグラフ「近畿30景」より》の3点。
 しかし、「デモクラート美術家協会」が解散した後、みな作風は違うのに、1985年前後の作品がパルコのポスターみたいな時代を映したポップな感じが作品に出ていて、泉茂《11とくに/12そこで 「24のエチュード 泉茂」より》・《23つまり/24....かしら 「24のエチュード 泉茂」より》とか、山中嘉一《Cosmos P-70-19》とか吉原英雄《ブーツ》とか、みていて面白かった。
 評価点は5点満点の4点。10名とは言わんが、もう少しメンバーを揃えても良かったのでは? コレクションに無いのかしらね。でも、良かったです。

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