ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て来た

 今日は、連日COVID19の感染者数が増大し、「我慢の3連休」と言われている中なれど、事前にこの日で予約しちゃってたものはしょうがない(「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」の時も同じ言い訳してた気がする)、ということで、「インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」以来、9か月ぶりの国立国際美術館に行ってロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観て来ました。隣接する工事現場では、大阪新美術館(仮称)の姿も立ち上がってきて、来年の完成が待ち遠しいです。
 入場料1,700円の割には舶来作品だからか展示作品は61点とちょっと少な目です。ソーシャルディスタンスを意識してか、結構絵と絵の間隔も広めで、ゴッホの《ひまわり》だけで1室割り当てられてます。完全に別格扱いですな。確かにいろいろな黄色を厚く塗り重ねた輝くような美しい絵ではありますが。でも、ワタシは隣室(Ⅶイギリスにおける フランス近代美術受容)のゴーガンの《花瓶の花》の方も好きですね。あと、この部屋ではセザンヌの《プロバンスの丘》、モネ《睡蓮の池》、ドガ《バレエの踊り子》、ルノワール《劇場にて(初めてのお出かけ)》、ピサロ《シデナムの並木道》など好きな絵が並んでます。さすが、コートールドが集めた絵画たち。ぁ~ぁ、今春のコートールド美術館展神戸展の中止が悔しいです~。
 最初の部屋(Ⅰイタリア・ルネサンス絵画 の収集)に戻って、気に入った作品を上げていくと、カルロ・クリヴェッサ《聖エミディウスを伴う受胎告知》(天からマリアに届く光線の構図はどうやっても無理があるけど)、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《ノリ・メ・タンゲレ》(行かないでアンタ、みたいな台詞が聞こえてきそう)、2つめ(Ⅱオランダ絵画の黄金時代)の部屋では、やっぱりフェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》とレンブラント《34歳の自画像》が圧巻。他ではウィレム・クラースゾーン・ヘーダ《ロブスターのある静物》の光沢の美しさかな。3つ目の部屋(Ⅲヴァン・ダイクと イギリス肖像画)こそが、本展の神髄のような気がします。どれも良かったですが、上げるとすれば、アンソニー・ヴァン・ダイク《レディ・エリザベス・シンベビーと アンドーヴァー子爵夫人ドロシー》、トマス・ゲインズバラ《シドンズ夫人》、特にトマス・ローレンスという画家は初めて知りました。《シャーロット王妃》も《55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン》も良かったです。
 第4室(Ⅳグランド・ツアー)では巨大な絵葉書とも言えるカナレット《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》が良かったです。あとミルズの肖像画見て、リチャード・ミルズってこんなヤツやったんや、と思いました。第5室(Ⅴスペイン絵画の発見)では、ベラスケスのボデゴン(厨房画)《マルタとマリアの家のキリスト》と、バルトロメ・エステバン・ムリーリョの描く子ども(《窓枠に身を乗り出した農民の少年》、《幼い洗礼者聖ヨハネと子羊》)の可愛さには驚きました。あとはフランシスコ・デ・スルバラン《アンティオキアの聖マルガリータ》が良かったです。ゴヤの《ウェリントン公爵》は上手いですが、とてもナポレオンを破った英雄には見えませんな。
 第6室(Ⅵ風景画とピクチャレスク)では、やっぱ本家クロード・ロランの《海港》と、ジョン・コンスタブル《コルオートン・ホールのレノルズ記念碑》の晩秋の雰囲気が良かったです。ターナーの絵は《ポリュフェモスを 嘲 るオデュッセウス》も悪くないですが、1枚しか飾らないのであれば、もっとほかに無かったんんでしょうか?
 実はロンドン・ナショナル・ギャラリーはテイト・ギャラリーなどと一緒に昔観に行ってます。でも1990年に行ったので、翌年できたセインズベリー・ウィングに行ったことがありません。またロンドンに行きたいですね。評価点は5点満点の5点。まぁ、バランス良く展示されているんじゃないでしょうかね。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント