映画「聖なる犯罪者」を観て来た。

 今日せっかく映画を観に三宮まで出て来たので、もう1本観て帰ることにしました。今度はシネ・リーブル神戸で映画「聖なる犯罪者」を観て来ました。シネ・リーブル神戸で映画を観るのも凄い久しぶりで2008年に「落語娘」を観て以来。あんまり久々なので、こっちは館内のレイアウトがわかんなくて、帰る時に出口探しちゃいました。神戸国際松竹では迷わなかったのにね~。
 この映画の舞台はポーランドの田舎。少年院を仮釈放になった若い男が、受け入れ先の製材所に向かったものの、院でのミサに影響を受けて神学校に入りたかった希望が捨てられず(前科者は入学できないらしい)、製材所のある村の教会に派遣された若い司祭としてどさくさに紛れて成りすますことに。さらに教会の司祭が入院してしまい、司祭代理として振舞うことになり、「トマシュ神父」として徐々に村人に受け入れられていく。しかし、ポーランドの田舎も病んでますなぁ。あんなに普通に覚せい剤が出回ってるんですね。ラリった若者6人が乗り込んだ乗用車と、カミさんと喧嘩して自暴自棄になって自殺してやるって言い残して出て行った中年男の車の正面衝突による7人全員の死亡事故が村に大きな影を落としているのだけど、残された家族間の対立を村長も司祭も真実を明らかにせずうやむやにおさめようとする中、この「司祭代理」が真実を明らかにして双方を救済しようとこころみるのだけど、「司祭代理」の正体に気付いた少年院の顔見知りの登場で、一気に追い詰められていく。主演のダニエル役のバルトシュ・ビィエレニアはなんかパンクロックのミュージシャンみたいで独特の雰囲気でしたな。この事故で息子を失った母親で教会の世話役のリディアを演じるアレクサンドラ・コニェチュナも好演でした。原題はポーランド語で「Boze Cialo」、「聖体祭」のことらしいです。
 原題はポーランド語で「Boze Cialo」で「聖体祭」のことらしいです。映画の中でも聖体祭のシーンが出てきます。 ある種の経験から来るダニエルの説教は本質を突いている面もあるのだけど、正体がバレる前に事故の件だけでも解決しようと焦っていたのか、なんかストーリーの運びは荒いです。誰(司祭?警官?村長?少年院の顔見知り?)が正体を暴いたのかもはっきりしない中、いきなり本物のトマシュ神父が現れて、司祭ごっこが終わります。評価点は5点満点の3点。最初サスペンスを期待しただけに、おおきなどんでん返しもなく、なんか消化不良な感じです。