映画「危険なプロット」を観てきた
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作成日時 : 2013/11/02 00:02
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今日はテアトル梅田で映画「危険なプロット」を観てきました。いやぁ、面白かったです。原題は「Dans la maison(家の中)」。作家くずれの高校教師が宿題の作文に興味深い文章を書く男子生徒を見つけて、その才能を伸ばそうと放課後に個人指導を始めるのですが、その生徒の書く物語の舞台をある「家の中」に限定するべきだ、と教師が生徒に指導する場面と、この映画には主に物語の家庭の様子と、高校教師の家庭の様子が描かれているところから、この原題が付いているのだと思います。でも、邦題の「危険なプロット」の方が、生徒が興味本位で入り込んだクラスメートの家庭の様子を皮肉っぽくリポートしている感じの文章が、教師の指導を受けてどんどんアブナイ方向へエスカレートしていく様が良く表されていると思います。
教師はシャリアール王よろしく、生徒に作文を指導する中で王が喜ぶ話を提出するように求めるばかりか、生徒に物語の続きを書かせるために違法な行為まで行います。生徒の方もシェエラザードよろしく王を喜ばせるために、物語の舞台となるクラスメートの家庭に深く入り込み、危うい感じが漂ってきます。そのあたりから、教師以外の唯一の読者である教師の妻ばかりではなく、スクリーンのこちら側の観客も映画中の物語の続きをドキドキしながら見守る感じになってきます。ホント上質なサスペンス映画ですね。
生徒役のエルンスト・ウンハウアーの美少年ぶりがクラスメートの家庭や母親や教師の妻の中にスっと入っていけることに説得力を持たせます。教師役のファブリス・ルキーニのちょっとサエない感じが、指導しているつもりがいつの間にか生徒に振り回されていく役柄にぴったりでした。クラスメートの母親役のエマニュエル・セニエはまあ魅力的でしたが、ワタシは教師の妻役のクリスティン・スコット・トーマスが断然好みです〜〜。評点は5点満点の4点。満点出すには何かが足りないなぁ、なんだろ?
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