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zoom RSS 舞台 『プルートゥ PLUTO』の再演を観てきた

<<   作成日時 : 2018/03/11 17:55   >>

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 一昨日、「縁起の良い」森ノ宮ピロティホールで舞台 『プルートゥ PLUTO』の再演の初日の公演を観てきた。2015年の初演は観ていないし、 浦沢直樹ファンのくせに、この原作漫画はちゃんと読んでないし、もちろん『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」の回も読んでない。最近、ホントに再演もの観ることが多いわ。ま、確実だもんね。
 会場に入ってみると漫画のコマ割りをイメージさせるセット。映像・装置は上田大樹氏。ここに実際の漫画のキャラクターの顔の絵を入れたり、海外公演では役だったろう、字幕が出たり、銃撃シーンではアメコミみたいに硝煙が出たり、漫画が原作であることを利用して面白い舞台装置になっている。アトムやゲジヒトらのロボットの周りにはその指示系統や結果の行動を表すような手助けするような文楽の3人の人形遣いのようなダンサーが付き添っていてこれも面白い。きっとこの辺がシディ・ラルビ・シェルカウイの演出なんだろう。アトムが飛ぶ時にワイヤーで吊るんじゃなくて彼らに持ち上げられながら舞台をアトムが飛び回る様は、いよいよ文楽のようだ。前半は白スーツの人形遣いがアトム覚醒後は黒スーツに変わっていたのも憎悪がアトムを突き動かしているんだよ、というのを視覚的に説明していて分かりやすい。また、場面展開や心情表現の時にダンスで表現しているのもいい感じで、さすがヨーロッパでも好評の演目だけのことはある。
 土屋太鳳が再演のウラン役で、初演時は永作博美。アトムの森山未來が踊るのは当たり前として、土屋太鳳がこんなに踊れるとは思わなかった。ウランの天真爛漫な感じは永作より土屋の方が合っているような気がする。この舞台で一番頑張ってます!って感じが出ていた。アブラーは初演では松重豊、今回は吹越満がやっている。吹越満がやればまぁこんなキャラクターになるわなぁ、っていう感じ。逆に松重豊のアブラーってどんなんだったのか興味がわく。ゲジヒト は初演は寺脇康文で、今回は大東駿介。寺脇康文が刑事やっても当たり前な感じだし、悩み苦しむゲジヒトは大東駿介の方が雰囲気出てたんじゃないでしょうかね。天馬博士の柄本明とお茶の水博士の吉見一豊はしっかりいい味出してました。
 原作を知らないと、舞台は名場面をつないだようなお話なんで、早い展開に置いていかれそうな場面もあるけど、芝居が良く出来てるから、気にならない。様々な形状の6面体を速やかにいろいろに組み合わせてスクリーンになったり、電話ボックスになったり、床になったり、ダンサー兼6面体操作担当の皆さんの練習量がうかがえます。それからプロジェクションマッピングのおかげで舞台はどんどん映像に近づいていってますなぁ、舞台全面に風をはらんで膨らんだ白布にボラーを表現するだけでなく、街中での会話の途中でホログラムの代わりみたいになってたりして、ほんと芸が細かい。あれも正しく投射させるために、小物を持つ角度や高さも練習するんでしょうなぁ、役者は大変だわ。その一方で巨大ロボットのプルートゥも3人がかりで大きな人形を操作しているあたりが、凄みを上手く演出できていて効果的だった。プルートゥがプロジェクションマッピングで表現されてたらちょっと興醒めだわね。
 芝居の舞台はイラク戦争がベースになってて、いまさら目新しくもないものなのだけれど、役者と演出と装置の素晴らしさに十分楽しめる舞台だった。評価点は5点満点の5点。また、こんな新しい舞台が観たいです。

 

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